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この度、店名が「ロワゾブルー」から「カンテ・イスタ」に変更になりました。今後とも変わらず「カンテ・イスタ」をどうぞよろしくお願い致します。
Vol.01 大地から生まれた魂の芸術、インディアンジュエリー
第一回目は「芸術」という観点から、インディアンジュエリーに見られるデザインや製作方法の特徴と『ジュエリーメーカー』として名高い三部族をご紹介します。
『この宇宙に存在するすべてのものと自分は関わり合っている』と折に触れて語るネイティブアメリカン。日本人と同じモンゴロイドを先祖に持つ彼らの哲学・宇宙観、生活スタイルはどこか東洋的でもあります。そのネイティブアメリカンのすべてを生活習慣・文化・芸術・哲学等様々な分野から紹介していきます。

1.Navajo
ユタ・アリゾナ・コロラド・ニューメキシコの4州にまたがる広大な土地(北海道とほぼ同面積:43,200平方キロメートル)に、"Navajo Nation"と呼称される自治国家を形成、現在アメリカ大陸に存在する約500部族中、最大の人口を誇るのがNavajo(ナバホ)族です。生活様式は元来羊や馬等の家畜を飼い、主食のとうもろこしを栽培する『農耕・定住型』です。
19世紀後半、スペイン人から銀細工の製法を学んだメキシコ人によってその技術を伝授され、ジュエリー作りを最初に手がけた部族でもあります。

Navajo族の作るジュエリーの特徴として、ネイティブアメリカンにとって『空と水の色』を表し、魔除けの護符であるターコイズの石をシルバーと組み合わせたデザインのものが多いこと、タガネ等でシルバー板に様々な模様を打ち込んでいく『スタンプワーク』と呼ばれる技法や砂を固めて作った型にシルバーを流し込んで型を取る『サンドキャスト』という手法を用いたものが挙げられます。
今なお居留地内でターコイズのブレスレット等が現金の代わりをすることから、ネイティブアメリカンの人々にとってターコイズがどれだけ貴重な意味を持つ石であるか知る事ができます。

2.Hopi
言語学的見地からすると『アステカ文明』で名高いアステカ民族と遠い姻戚関係にあり、2000年もの歴史を持つアメリカ大陸最古の住民、それがHopi(ホピ)族です。『平和の民(the peaceful ones)』の意味を持つその名の通り、Hopi族は非常に優れた高い精神性や創造主(the Creator)と母なる自然への崇拝心を持つことから、他部族からの尊敬も厚く、深い英知や倫理観が生活のあらゆる場において見られます。Hopi族のジュエリーは、自然への高い崇拝心からそのモチーフを自然界から取ることが多く、一枚のシルバー板に図案を糸のこぎりで切り抜き、それにもう一枚のシルバー板を重ね合わせる『オーバーレイ』の技法を用いるのが特徴です。

3.Zuni
アメリカ南西部ニューメキシコ州の居留地に住み、Navajo族と同様『農耕・定住型』部族に属します。
歴史上においても大変友好的かつ平和的な性格で、独自の伝統文化を固守しながらも積極的に他文化から様々な要素を取り込む等進取の気性に富んだ人々です。ジュエリー作りにおいて、20世紀直前にHopi族にその技術を伝授した部族でもあります。
Zuni族のジュエリーの特徴は、細工の精巧さと芸術性の高さにあると言えます。ターコイズ・白蝶貝をはじめとするシェル・サンゴ・オニキス等を素材に用いたジュエリーはカラフルかつ繊細な女性らしさを感じさせるものが多い為か、諸外国のファーストレディやヨーロッパの上流階級のマダム達の間でも多数のコレクターが存在するほどです。
その技法として、石や貝を細かくカッティングし、花びらのようにアレンジする『ニードルポイント』、カッティングした素材をシルバー枠にはめ込んでいく『インレイ・セッティング』が挙げられます。
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